投稿者「riki-takeda」のアーカイブ

2018.4.11 中国6日目 ー北京ー

4月11日、滞在6日目。夜行列車で北京へ向かう。南京発上海行きよりも乗客は大人しい。長時間夜行ということもあり、みな淡々と思い思いの時間を過ごしている。食堂車へ行ってみると、35元(約600円)でボリュームあるプレートが。持ち込んだビールや紹興酒を呑みながらダラダラ過ごす。当然硬座などより食堂車の方が居心地よく、他の乗客たちもここでダラダラしている。

席に戻ると6人掛けボックス席から出ている12本の脚の隙間を縫って床で寝ている乗客がけっこういる。椅子に座る人の足の匂いや列車の振動が直に身体に伝わり、かえってキツそうに思えるが、実際どうなのだろう。

続きを読む

2018.4.10 中国5日目 ー上海ー

4月10日、中国滞在5日目。南京→上海→北京をローカル列車で移動する強行スケジュール。まだ薄暗い4:30に起床。宿泊した前の通りで列車内で食べる朝食を買い込む。店内で早い朝食を取っていた大学生くらいの男性たちが英語で日本人だ日本人と言っている。そう、日本人だと告げると、しばしの沈黙ののちに中国語で「南京の人は優しいが、西安に行ったら殴られるだろうね」と言われる。

続きを読む

2018.4.9 中国4日目 ー南京ー

4月9日、滞在4日目。現在は南京。明日には人と会うため一度上海へ戻らなければならない。つまり、南京でのリサーチは実質この1日のみだが、この滞在で足を運びたかった侵華日軍南京大虐殺偶難同胞記念館は月曜日が休みだった。相変わらず調べが甘い。

続きを読む

2018.4.7 中国2日目 ー上海ー

4月7日、中国滞在2日目。朝食は昨日の市場へ。今朝はフーラータンと、ベーコンや野菜一式をラッピングしたものをいただく。今日も変わらず美味い。

清明節というお盆の時期でみんな忙しく、なかなか人と約束してのリサーチは難しい。でもお盆ならば寺へ行こう。流れに身を任せよう。

続きを読む

2018.4.6 中国1日目 ー上海 ー

作品制作のリサーチで中国を訪れている。二度目の訪中。前回は2016年、上海の美術館・McaMが呼んでくれてプレビュー段階だった『たこを焼く』を上演した。今回はフィリピンの演劇祭Karnabal2017を経て、いちおうの完成をみた『たこを焼く』を自身の手法/土地で再制作&上演してくれる表現者(必ずしもアーティストに限らない)を探すべく、上海~南京~北京~満州地方へとローカル鉄道に揺られながら探す。

続きを読む

アジアに沈む「沈黙」にきく。

芸術のいち役割として、いかに現時点的な時代の思想を批評していけるかという観点がある。先の大戦や原発事故など、我々は歴史の転換点となるべき場面場面に際して場当たり的に対処し、メディアやときの政府に促されるままその事象の根源や周辺を軽んじてきた。

しかしこうした大きな社会課題に真正面から当たれば、たちまち「正義vs悪」といった二元としての討論に陥ってしまう。また自身の立場から規定される「悪」を安易に排すれば、ある種のユートピアを形成することとなり、思考は止まりかえって危険だ。

芸術という抽象を施した世界にその事象を映すことで「対話」となる、皆が乗れるプラットフォームとなる。過去はそのように皆のものであり、それは演劇という媒体の根源もしくは革新である。そこにこれまで提示できなかった可能性を皆で見出したい。

続きを読む